インフラは喋る
…は?となるタイトルですね。
でもそういう感覚に陥る事って…ありますよね…。
電車が走る音、機械が鳴る音、警笛、駅の人々のざわめき、高速道路に響く音、トラックが低く唸る、船の汽笛、山と積まれたコンテナ、運ぶガントリークレーン、港のざわめき、飛行機の飛ぶ音…挙げればきりがありませんが、動く世界は音に溢れています。
私には彼らがなにを言っているのかは理解できません。
感覚としては、たぶんまったく理解できない外国語をザーっときいているものに近いと思います。で、時々感嘆詞とかジェスチャーとかが混じってあぁなんとなくこんなこと言ってるのかなって感じ取れます。
これ、擬人化とか創作とかいう枠ではなくて、クジラの会話とか犬同士の挨拶とかなんかそういうものに近い。
何言ってんの?って言わないで!ほんとにきこえるから!
ただ、この「おしゃべりしている」感覚はわたしは今のところ神戸の海側でしか強く感じたことありません。確かに十三とか梅田の大きな駅では、電車の様々な音やアナウンス、人々のざわめきなどすべての音が無造作に絡まります。
これは「お喋り」ではなく路線の「鼓動」「拍動」の感覚に近いですね。でも阪急宝塚駅とか淡路駅とかはお喋りがきこえますね。阪神尼崎駅とか。大きすぎる駅よりも2,3路線で喋ってる感じ。感じてたわ。
あとジャンクションではちょこちょこ感じるけど、強くはないです。「よう」くらい?
あと、警笛でいちばん分かりやすいのは阪急今津線ですね。彼の警笛、「危ないよ〜」とかじゃなくていつも「邪魔だ!!!!どけ!」なんですよね、ほんとかわいい。
なんで神戸ってこんなに会話が聞こえるんでしょうね。海側、港側に様々なものが固まっているし、要素がひとつひとつ濃いからでしょうか。狭い範囲にあって、全部が関係しているからこそお喋りな環境があるんでしょうかね。
例をあげると、大阪港はそんなに喋っていません。いや局地的に喋ってると思うんです。南港ポートタウン線と4号湾岸線とか、中央線と16号大阪港線とか。他にも港のみんなとか。ただ意識が閑散としているというか…。3,4人で喋っているイメージ。
たぶん、彼らも彼らなりの理論や言語を有しているので全員が全員意思疎通、喋れるわけではないと思うんです。どれが分かって分からんかみたいなのは自分の中でなんとなくありますが、私はインフラではないのでまぁ分かりませんね。そりゃそうか。
ちなみにコンテナもなんかモニョモニョ言ってるぞ。
途中でどうでもいい話が入りました。
とりあえず「インフラは喋る」です!変なこと言ってない!
フォロワーさんとずっといやインフラ喋っているし生態系がある!!って話してて感情爆発してこんなブログを書きました。
神戸、インフラの生態系がすごい。
神戸の海側に行ってくれ~~!!
ほんと!ねぇ!市立神戸インフラ学園。
Talkative infrastructure展とかやりたい。
限界オタクの叫びでした。
国道2号と高速3号神戸線
阪神と阪急が思い描いたまちづくり
願望として、いつか「阪神電鉄と阪急電鉄が目指したまちづくり」みたいなテーマで阪神間を歩くみたいなやつやりたいな…と思っています。思っているだけです。
阪神間や阪急電鉄についてはたくさん文献や研究があります。でもじゃあ「阪神間の郊外生活」はどういったものを目指そうとしたの、とか今あるその風景とか、そういう視点ってあんまりないなと思うんですよ(私が知らないだけか…)。
けっこう、歩くとちょこちょこ分かることってあるんですよ。ああ、こういう街にしたかったのかとかね、いや個人の意見ですが。
あと大きいのはやっぱり阪急に引っ張られがちというのがあると思うんですよ。確かに阪急の方が上手く立ち回ったのは事実です。でも最初に『市外居住のすすめ』をしたのは阪神電鉄です。
阪神電鉄ってわりと足元ふわふわしているというか阪急と対比されがちで、阪急のようなこれという印象というよりも、スピード出してたとか野球とかそのファンとかにイメージがいっちゃってる気がするんです。
こと関西においては、都市やまち、生活や暮らしそのものに結びつき発展に貢献したのは現在の私鉄たちです。阪急のみではなくそれは阪神や京阪や大阪軌道も同じ。
彼らの沿線を歩くことでなにを目指したのかってそれぞれ違うことが分かるかな〜と思います。
ちなみに現在のJRなどの官設鉄道や第一次私鉄ブーム期の鉄道は波及効果という点ではあるかもしれませんが、決して都市エリア、まちの発展に直接的に関係していません。目的が全く違うんですよね。駅とかもね。
途中、すごくどうでもいいこと言いましたね。とりあえずいつか阪神阪急を歩くみたいなのやりたいですね!
ついでに阪神高速道路も見ていってください(ここぞとばかりに布教)。最高なので。最近は5号と1号の夢女(概念)になりつつあるなぁ…。